台風が近づいていると聞くと、
ベランダの植木鉢を部屋に入れたり、
お風呂に水をためておいたり、
スマートフォンの充電を100%にしておいたりします。
次の日の朝、カーテンを開けて、
青空が広がっていたりすると、
「なんだ、たいしたことなくてよかった」
と、ほっと息を吐く。
準備したことが、ぜんぶ無駄になった。
でも、その「無駄」こそが、
いちばんうれしい結果なんですよね。
防災って、
怖がることじゃなくて、
「いつも通りの明日」を自分たちで迎えるための、
ちょっとした準備体操みたいなものだと思います。
保険の証券も、
非常用持ち出し袋の中の乾パンに、よく似ています。
ふだんは引き出しの奥で眠っていて、
出番がないほうがずっといい。
「そういえば、入ってたっけ?」
くらいに忘れられているのが、平和の証拠です。
けれど、風が強くなる季節の前に、
ほんの数分だけ、思い出してほしいのです。
「うちの火災保険、大雨のときはどうなるんだっけ?」
「車が冠水したとき、まずどこに連絡するんだっけ?」
それを一度確認しておくだけで、
窓の外が暗くなったときの「胸のざわつき」が、
少しだけ、すーっと静かになります。
使わないで済むのが、いちばんです。
「取り越し苦労でよかったね」と笑い合えるのが、最高です。
でも、万が一、雨や風がいたずらをしたときは、
あなたの「いつも」を全力で取り戻すために、
ぼくたちがここにいます。
お天気のいいうちに、
ちょっとだけ、引き出しを開けてみませんか。
わからないことがあれば、いつでも声をかけてくださいね。
防災情報
「なにもなくてよかったね」のための話。
