先日の医療保険の続きです。
日額1万円の医療保険を70歳までかけると、どの年代でもだいたい200万円ほど支払うことになるそうです。(どこかは忘れましたが、保険会社の研修で教えてもらいました)
こういう考えは保険とは合わないのですが、元を取ろうとすると200日入院しなければならないことになります。
近年入院は短縮化の傾向にあり、よっぽどのことがないと長期入院はできないしくみになっております。
これは入院患者を受け入れる病院側も、診療報酬の制度設計上、長期の入院はインセンティブがつかない(儲からない)のが理由でどうしても、短期入院になってしまいます。
入院に備えるのが医療保険ですが、実はあんまり入院しないw。
ということは、医療保険に加入する経済的合理性はあんまりないわけです。
日本の医療制度はかなり充実しており、治療費には高額医療費制度があるので、そこまで大きな負担はないです。そうするとだいた20万~30万ぐらいの貯金があればいいわけなのですが、皆さん貯金があっても病気による出費は嫌がります。そんなとき医療保険で保険金が出るとたいへん喜ばれます。
経済的合理性はないのに喜ばれる?どういうこと?
これは、家計のキャッシュフローと感情の問題だと思われます。
お金で大切なことは必要なときに必要な金額があることではないでしょうか?
もちろん前に記載しましたが20~30万の貯蓄があれば問題はないのですが、お金に色はついていません。貯蓄があっても、病気や怪我で入院をすることによって起こる出費は大変痛く感じます。
なぜなら、ほとんどの方が入院のリスク発生を予想していないからです。
予想外の出費は大変嫌ですよね。
だからといって、これは入院したときに使うお金って貯金をしている人もほとんどいないわけです。
ということで、医療保険は困ったときはお役に立つ保険だと、個人的には思っています。
保険の諸々でご相談があれば弊社までご一報ください!
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